目次
こんな場所にも黒カビが!?
梅雨に入り、湿度の高い日々が続いています。
我が家の寝室の壁紙をよく見ると、黒くポツポツした点が散見されます。
よく見ると、どうやら黒カビのようです。
湿気が籠らないように、冬でも毎朝窓を開けて換気を心掛けているのですが、それでもカーテンに隠れた部分やソファーなどの家具裏の部分は換気が行き届かないらしく、見ていて気分が悪くなるほどの黒カビが発生していました。
これらのカビは見た目が悪いだけでなく、胞子を空気中に浮遊させるため、知らず知らずのうちに人間が胞子を吸い込み、気管支喘息などのアレルギー疾患の原因にもなるそうです。
自分と家族の健康のためにも、これらのカビを退治することにしました。
ネットショップには壁紙にも使用可能なカビ取り剤も売っていましたが、450ml入りで値段が1500円以上するようです。近所のドラッグストアでもよく見かける浴室用カビ取り剤の「カビキラー」や「カビハイター」に比べると随分と割高な気がします。
そこで、他に良い方法が無いかググりましたところ、安価な台所用漂白剤を薄めてスプレーすればカビ取り剤として使えるという情報を見つけましたので、先ずはこちらを試してみたいと思います。
用意したもの
- 台所用漂白剤
- スプレーボトル(霧吹き)
- マスク・ゴム手袋・保護メガネ
- 雑巾・タオル
- 養生テープ・新聞紙
台所用漂白剤は近所のドラッグストアで購入しました。台所用漂白剤は花王の「キッチンハイター」が有名どころですが、その隣に少し安い物が売っていましたので、そちらをチョイスしました。600ml入りで100円ちょっとだったと思います。
他には、手荒れと口や目に飛沫が入るのを防ぐため、マスクとゴム手袋、保護メガネを用意したほか、拭き取り用のタオルや雑巾、施工箇所以外の床や壁に薬剤が付着しないように養生テープと新聞紙も用意しました。
当然ですが、塩素系の薬剤を使用しますので、酸性タイプの薬剤との併用はせず、換気を十分に行ってください。
作業の順序
- 窓を全開にする
- カーテンを取り外す
- スプレーボトルで薬剤を薄める
- 施工箇所の周辺を養生する
- 薬剤を散布する
- 一時間放置する
※カビの程度により、5~6を数回繰り返す。
①窓を全開にする
6月中旬、梅雨の中休みの良く晴れた日に作業しました。
換気を良くするため窓を開ける必要がありますし、乾燥時間を早めるためにも晴天で湿度の低い日に作業を行うのがベターでしょう。
②カーテンを取り外す
カーテン裏のカビ取り作業をするのですから、カーテンは取り外した方が作業効率はアップします。また、カーテンをよく見ると「もらいカビ」らしきものを発見したため、カーテンはすべて取り外して洗濯しました。
③スプレーボトルで薬剤を薄める
ネットで情報収集しましたところ、水で薄める薬剤の濃度は100倍希釈から16倍希釈で随分と幅がありました。それぞれの壁紙や床建材の材質等によっては色抜けやダメージが残る場合があるとのことで、薄めで薬剤を調合し、散布の回数を重ねる方法が比較的安全らしいです。
僕は500mlのスプレーボトルに対してキャップ1杯(20ml)の薬剤を入れて満タンまで水で薄めました。25倍希釈ということですかね。
注)参考にされる際は、くれぐれも自己責任でお願いします。
④施工箇所の周辺を養生する
施工箇所以外の床や壁、コンセント等の電気設備に薬剤が掛からないように養生します。
新聞紙や養生シート等を広げて、養生テープで固定してカバーしました。
⑤薬剤を散布する
壁から15センチ程度離れた個所から薬剤をスプレーします。
しっかりとターゲットが濡れるくらい散布しました。
薬剤が下に滴り落ちますが、気にしません。というか、壁紙と下の巾木の間にあるコーキング部分に根深そうな黒カビがあるため、むしろ滴り落ち歓迎かも知れません。
⑥一時間放置する
一時間ほど経過後に様子を見ましたら多少黒カビが薄くなった気がします。
この時点で雑巾を使い軽く拭ったら、黒カビがスルッと取れた箇所もありました。
しかし、まだまだ全体的には黒カビが目立つため、工程⑤の散布と工程⑥の一時間放置を繰り返します。
結局、僕は4回ほど⑤と⑥の工程を繰り返しました。
作業完了!
いかがでしょうか。
だいぶ黒カビが目立たなくなったと感じます。壁が白くなったことで、心なしか部屋全体が明るくなったような気さえしています。
正直、効果が無ければ冒頭で触れた壁紙対応のカビ取り剤を買おうと思っていました。それが100円程度の台所用漂白剤、しかも使用したのはスプレーボトル2本なので、原液キャップ2杯分=40mlだけということになります。
少し細かいですが、使った薬剤の費用は、
100円 × 40ml ÷ 600ml = 6.66円
ということになります。かなり出費を抑えることが出来ました。
朝の8時頃から作業開始して昼12時過ぎまで掛かりましたので、4時間以上は費やした計算になりますが、散布してからの一時間の待ち時間は他の事に使えるため、実質作業時間は2時間程度だと思います。
まとめ
個人的な感想としては、大満足の仕上がりになりました。
時間と手間は多少掛かってしまうものの、ほとんど費用は掛からずに壁紙の黒カビを撃退できました。
実は脱衣所の壁紙にも黒カビが発生し始めているので、今度はそちらを掃除していきたいと思います。
湿度が高くカビの発生しやすいこの季節、皆さんもカビ退治をされてみてはいかがでしょうか?
ただ、薬剤を薄める濃度によっては、壁紙や周りの素材を痛めてしまうケースもあるようなので、くれぐれもご注意の上、自己責任でお願い致します。