こんにちはハヤシです。
先日、バスケットボール(トレーニング用の重いヤツ)の中古品をメルカリで購入したのですが、空気を入れてもバルブから空気漏れのする商品でした。「あちゃ~、ハズレを引いたか(涙)」と途方に暮れていましたが、少し調べたところ、バルブの交換が可能な商品でしたので、専用工具等を揃えてチャレンジする事にしました!
僕と同じようにバルブからの空気漏れにお悩みの方の参考になれば幸いです。
毎回ボールに空気を入れてるのに、すぐに空気が抜けて困る…とお悩みの方、ボールを買い替える前にこの記事をお読みください!!!
・なので、「バルブ以外からの空気漏れ」には効果がありません。
・バルブの交換が可能なボールは、メーカーや品番によって異なります。
・必ずご自身で対応製品かを確認の上、自己責任で行って下さい。
・万が一、事故や損害が発生しても、当サイトでは一切の責任を負いません。
目次
そもそもバルブって何?
バルブとは、ボールの表面から見えるゴム製の部品の事です。空気が抜けないようにする「栓」の役割を果たしていると同時に、空気入れの際に針を挿す「道」としての役割もあります。ボールの「へそ」とも言われますよね。
なぜバルブから空気が抜けるの?
・バルブの経年劣化、紫外線などによる劣化
・バルブ内に砂や異物が入り込む
・空気入れの針を挿す時にバルブに傷が付く
バルブはゴム製品ですので、経年劣化や紫外線(太陽光)による劣化は避けられません。専用バッグに入れるとか保管場所を工夫するなどの方法はあるのでしょうが、それでも時間の経過とともに劣化は進んでしまいます。
あと、サッカーボール等の屋外使用のボールに多そうですが、砂や小石等の異物がバルブに入り込み傷が付くことも多いそうです。
そして個人的には、これも相当数ありそうな気がしますが、空気入れの針を挿す時に(斜めから刺したりとかで)バルブに傷が付く事もあるようです。特に小学生の空気入れ作業を見ていると、(おいおい…)と心の中で思う事も何回かありました。
空気入れの針を垂直に挿すように意識するのは勿論ですが、針やバルブの挿入口に潤滑剤を使用するとスルっと針が入りバルブを傷つけるリスクが減るそうです。(潤滑剤も購入したので後で紹介します。)
バルブ交換に必要な物
今回の作業に使った道具の一覧です。
①②④はマストです。無ければ作業が成立しません。
⑤⑥は有れば便利なグッズです。
以下で順番に細かく説明します。
①バスケットボール
当たり前ですが、バルブ交換対象のボールが無いと話になりません。
今回僕がバルブ交換するのは、モルテン社製のトレーニングボール(1000g)です。
通常より重たいボールで練習し、シュートフォームの改善と飛距離のアップを目的に使ってみようと思い立ち購入しました。
ちなみに、通常のバスケットボール公式球(7号)の重さは、580g~620gです。(OFFICIAL BASKETBALL RULES 2020より)
これはメルカリで購入した中古品なのですが、よく見ると明らかにバルブ部分が劣化していて、空気を入れても抜けていきました。(空気を入れた傍から「シュー」と音がしました。)
②バルブ
こちらも当たり前ですが、交換用の新しいバルブも必要です。
モルテン社のバスケットボール用のバルブの多くは、この「BC0043-K」という品番が対応しているようです(何度も言いますが注文する前に御自身で確認してくださいね!)。単品(1個)なら約200円+送料なのですが、1パック(30個)だと約900円+送料で買えるので、失敗した時の保険用+他のボール用にと思い、30個入りの1パックを購入しました。おそらく、これで一生使えると思います。
30個全部に潤滑油?のようなものが塗られていて、まとめてジッパー付きの袋に入っていました。
③バルブ取替器具
そして今回のキモとなる道具である、「バルブ取替器具」です。
ハヤシ調べでは、「モルテン社製」と「ミカサ社製」の販売を確認しました。ミカサ社製の取替器具は約半額の1000円程度で買えるようなのですが、形状が細くて握り辛い(力が入り辛い)のと、我が家のボールほどんどがモルテン社のボールであるため、モルテン社製をチョイスしました。
スティック状の形の中間部にゴム製のグリップがあり、片方に先の曲がったフック、逆側に円状にくり抜かれた金属パーツが付いています。
上で述べました「モルテン社製」と「ミカサ社製」の取替器具があることからも分かるように、少なくとも「モルテン社製」と「ミカサ社製」のボールはバルブの交換が可能なようです。(一部交換不可な製品あり)
必ず自分のボールがバルブ交換可能かどうかをご確認の上、作業に進んでください。
④空気入れ
偶然にもモルテン社製ですが、10年くらい前から使っている物で、今回購入したものではありません。
正直、ボール用の空気入れなら何でも良いと思います。
⑤潤滑剤
こちらは空気針をバルブへ挿入する際に使用する潤滑剤です。針の滑りを良くしバルブが傷付のを防いでくれます。今までは針先に水や唾液を付けて代用していましたが、針が錆びやすいとか衛生的な問題もあるため、購入することにしました。
これも「モルテン社製」と「ミカサ社製」があるようです。どうせならモルテンで統一したかったのですが、在庫切れのためミカサ社製を注文しました。ミカサ社製の方が若干安く、針も一本付属しています。
⑥圧力計
空気が適切な圧力で入っているかをチェックするため、圧力計も揃えました。
こちらもメルカリで中古品を購入したので、新品の半額程度でゲット出来ました。
商品選びで重視したポイントがありまして、圧力計に記載の単位が、「bar」「hPa」「kgf/㎠」「psi」など、商品によって統一されていなかったので、モルテンのボール表面に記載の「bar」「hPa」から選ぶこととし、タイミング良く出品されていたモルテン製の圧力計をゲットしました。
バルブ交換の手順
そして、バルブに取替器具のフック側を奥まで挿し込みます。
次に、フックの先端を上に向け(グリップ部に目印あり)、反対の手でボールを押さえながら抉り取るように引くと…
「ニュッツ」といった感じでバルブが取り外せました。
バルブの凸部分にフックを引っ掛けて取り外す工法のようですね。
なので、写真のとおりバルブに器具が貫通するため、バルブの再利用は出来ないようですね。
空気針を挿す側のダメージも結構イってて、こりゃー空気漏れも納得でした。
バルブをセットした器具をボールの穴に押し込みます。
結構な力が要りますが、強く押し込み過ぎてもバルブがボールの中に入り込んでしまうので、力加減に注意が必要です。
お次は空気を入れていきます。
せっかく新しいバルブにしましたので、空気針で傷を付けないために専用の潤滑剤を使います。
キャップを取るとアルミシールがありますので、めくり取らずに針を刺して穴を開けました。
これなら内容物の漏れのリスクも少なくなるかと思います。
写真はありませんが、先に空気入れの針にも同じように潤滑剤を付け、空気を多めに入れました。
その次に写真のように、圧力計の針にも潤滑剤を付けてボールに挿し込みます。
潤滑剤の効果か、スルっと抵抗なく針が入ります。
圧力の計測値は800hPaを超えていますので、ここから適圧に調整します。
調整は簡単、圧力計の横についているボタンを押して空気を抜くだけです。
思ったより少しづつ抜けていくので、空気を抜きすぎて再度空気入れを使うなんて事は少なそうです。
今回は600hPaに設定して完了です!
あとは空気針の先端に付いた潤滑剤を拭き取り、収納します。
裁縫針ほどではありませんが細く鋭利な針ですので、事故や破損に注意して収納しましょう。
僕は発泡スチロールに針を刺して、家で余っていた100均のポーチに収納しました。
感想・まとめ
以後、バルブを取り替えたボールは順調に使用できており、圧力計で計ってはいませんが、適切なバウンドをキープしています(つまり、空気漏れは解消したと思われます。)。
まだまだ29個もバルブが残っていますので、この際、家にある全てのモルテン製のバスケットボールのバルブを交換しても良いかな?とも思っています。(少なくとも、あと4個はあります。)
そして今後は、潤滑油を塗布した針でバルブを保護しつつ、ボールの空気圧を圧力計を使って最適に保っていきたいと思います。
皆さんがお持ちの「空気が抜けるなー」ってボール、それ、バルブの劣化じゃないですか?
買い替えの前にバルブ交換可能か調べてみるのも良いかもしれません。
それでは、お互いに楽しいスポーツライフを送りましょう♬
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。